左利きの子のグローブはどっちの手?右投げ用・左投げ用の意味と選び方

「うちの子は左利き。グローブは、右手と左手のどっちにはめるの?」
はじめてお子さんの野球道具をそろえるとき、多くの保護者の方がここで止まります。
お店に行くと「右投げ用」「左投げ用」と書いてあって、どっちを買えばいいのか、余計に迷いますよね。
こんにちは。投手専門オンライン野球塾・投Laboの野村亮太です。私自身、左利きの投手として独立リーグでプレーしました。
だからこそ、左利きの道具えらびのつまずきは、よく分かります。まず、答えからお伝えします。
結論: 左利き(左手で投げる子)のグローブは、右手にはめます。
買うのは「左投げ用(左利き用)」と書かれたグローブです。呼び名は「投げる手」で付くので、左投げ用=左で投げる子用。はめるのは反対の右手。ここだけ押さえれば迷いません。
グローブは「投げる手と反対の手」にはめる
まず、いちばんの基本です。
グローブは、ボールを投げる手と反対の手にはめます。左手で投げる子なら、グローブは右手です。
なぜなら、投げるほうの手を空けておく必要があるから。ボールを捕ったら、その手に持ちかえて投げます。
- 右手で投げる子 → グローブは左手
- 左手で投げる子 → グローブは右手
つまり、お子さんが実際にボールを投げる手さえ分かれば、はめる手は自動で決まります。
「右投げ用」「左投げ用」って、どっちを買う?
ここが、左利きの保護者がいちばん混乱するところです。
ポイントは1つ。グローブの呼び名は、**「はめる手」ではなく「投げる手」**で付いています。
だから「左投げ用」は、左手で投げる子のためのグローブ。実際にはめるのは、反対の右手です。
下の図で整理します。
| お子さんの投げる手 | グローブをはめる手 | 買うときの名前 |
|---|---|---|
| 左手で投げる(左利き) | 右手 | 左投げ用(左利き用) |
| 右手で投げる | 左手 | 右投げ用(右利き用) |
「左投げ用なのに、右手にはめるの?」と戸惑うのは当然です。でも、これで合っています。
迷ったら、**「投げる手の名前がついたグローブを買う」**と覚えてください。左で投げるなら「左投げ用」です。
左投げ用は種類が少ない|買うときの注意
もう1つ、実際に買うときに知っておくと安心なことがあります。
左投げ用のグローブは、右投げ用より種類が少ないのです。お店の棚でも、数が限られていることがあります。
これは、左利きが少数派だから。決してお子さんが特別なわけではありません。
- お店に在庫が少なければ、取り寄せやネット通販も使う
- 実物を触れないときは、サイズ表記をよく確認する
- 色やメーカーの選択肢は右投げ用より狭くなりやすい
「近所に売っていない」と焦らなくて大丈夫。左投げ用は、探せばきちんと見つかります。
サイズとポジションは、むずかしく考えない
グローブ選びで残るのは、サイズとポジションです。ここは、最初はシンプルで構いません。
サイズは、お子さんの手にちょうど合うものを選びます。「大きめを買って長く使う」は、実はおすすめしません。
大きすぎると、手の中でグラグラして、うまく開け閉めできないからです。捕るのが難しくなり、かえって上達の遠回りになります。
ポジションは、少年野球のうちは深く考えなくて大丈夫。多くのグローブは、どこでも使える「オールラウンド用」として作られています。
まずは1つ、扱いやすいグローブで楽しく投げる。道具えらびで悩みすぎないことも、続けるコツです。
左投げは「直す」より「活かす」=大きな武器
ときどき、「グローブが少ないなら、いっそ右に直したほうが…」というご相談を受けます。
正直にお伝えします。その必要は、基本的にありません。
左投手は少数派だからこそ、価値があります。打者は左の球に見慣れておらず、学年が上がるほど「左が足りない」場面が増えます(→左ピッチャーは本当に有利?)。
私も、球速や体格で勝ちきれない左投手でした。それでも「左の希少性」に何度も助けられました。左は、生まれ持った最大のアドバンテージです。
「みんな右だから右に」という理由だけで、無理に矯正する必要はありません(くわしくは左利きの子は右投げに直すべき?)。
守れる位置の考え方は、左利きは野球で有利?向いているポジションでも解説しています。
いちばん大事なのは「実際の投げ方」を見ること
最後に、道具えらびの前に、ひとつだけ大切なことがあります。
実は、利き手(箸やえんぴつを持つ手)と、投げやすい手は、必ずしも同じではありません。
箸は右でも、投げるのは左が自然な子もいます。プロにも、利き手と違う手で投げる選手がいるほどです。
だからグローブを買う前に、まずはお子さんが実際にどちらの手で投げやすいかを、よく見てあげてください。
そして、投げる手が決まったら、次に見てあげたいのが「フォーム(投げ方)」です。フォームは、もっと個人差が大きい世界。
同じ左投げでも、力の入り方や体の使い方は一人ひとり違います。
こうした細かな違いは、投げている本人にも、そばで見る親にも、なかなか見えません。動画で外から見てはじめて分かることが多いのです(→投球フォームの動画チェックのやり方)。
投Laboでは、スマホで撮った投球動画を投手専門コーチが分析します。お返しするのは、保護者向け+お子様向けの2部構成レポートです。
初回の動画分析は無料。登録にカード情報も要りません。
「うちの子の左、活きているかな?」と思ったら、まずは客観的に見るところから始めてみませんか。
まとめ
- 左利き(左手で投げる子)のグローブは、右手にはめる。
- 買うのは「左投げ用」。呼び名は「投げる手」で付くので、左投げ用=右手にはめるグローブ。
- 左投げ用は種類が少ないが、取り寄せやネットで見つかる。焦らなくてよい。
- サイズは手にちょうど合うものを。大きすぎはNG。ポジションは最初は気にしない。
- 左は直すより活かす。そして道具の前に「実際に投げやすい手」と「フォーム」を見てあげる。
よくある質問
Q. 左投げ用のグローブなのに、右手にはめるのはなぜですか?
グローブの呼び名が「投げる手」を基準につけられているからです。「左投げ用」は左手で投げる子のための道具で、実際にはめるのは反対の右手になります。左で投げるなら「左投げ用」を買う、と覚えておけば間違いありません。
Q. 左投げ用のグローブは、どこで買えますか?
スポーツ用品店やネット通販で買えます。ただ、右投げ用より種類が少なく、お店に置いていないことも。そんなときは、取り寄せやネット通販を使えば選択肢が広がります。左利きは少数派なだけ。焦らず探せば、きちんと見つかりますよ。
Q. 左利きですが、投げるのは右のほうが向いていることもありますか?
はい、あり得ます。箸やえんぴつを持つ利き手と、投げやすい手は必ずしも一致しません。箸は右でも投げるのは左が自然な子もいますし、その逆もいます。まずはお子さんが実際にどちらで投げやすいかをよく見て、無理のない手を選んであげてください。
Q. 成長に合わせて、大きめのグローブを買っておくべきですか?
あまりおすすめしません。大きすぎるグローブは手の中で安定せず、開け閉めがうまくできないため、捕るのが難しくなります。まずは今の手に合うサイズを選び、小さくなってきたら買い替えるほうが、上達にはつながりやすいです(→キャッチボールの正しいやり方)。